ストックレ邸 2009年 登録基準 (i)(ii) 戻る
ヨーゼフ・ホフマンが銀行家ストックレの依頼によって設計したとされる邸宅。アール・ヌーヴォーにおける革新的な変化を打ち立てたこの邸宅は、20世紀前半のアール・デコ(ヨーロッパやアメリカで流行した美術的装飾傾向)やモダニズム建築が生まれるきっかけとなった。また、設計段階からゲザムトクンストヴェルク(建築、彫刻、絵画、装飾が一つの作品として統合されたもの)の方針に従って行われた。
「ヴィクトール・オルタによる主な邸宅」と同様に、トラムを乗り継げば行くことができる。
ストックレ邸 2009年 登録基準 (i)(ii) 戻る
ヨーゼフ・ホフマンが銀行家ストックレの依頼によって設計したとされる邸宅。アール・ヌーヴォーにおける革新的な変化を打ち立てたこの邸宅は、20世紀前半のアール・デコ(ヨーロッパやアメリカで流行した美術的装飾傾向)やモダニズム建築が生まれるきっかけとなった。また、設計段階からゲザムトクンストヴェルク(建築、彫刻、絵画、装飾が一つの作品として統合されたもの)の方針に従って行われた。
「ヴィクトール・オルタによる主な邸宅」と同様に、トラムを乗り継げば行くことができる。
ストックレ邸 2009年 登録基準 (i)(ii) 戻る
ヨーゼフ・ホフマンが銀行家ストックレの依頼によって設計したとされる邸宅。アール・ヌーヴォーにおける革新的な変化を打ち立てたこの邸宅は、20世紀前半のアール・デコ(ヨーロッパやアメリカで流行した美術的装飾傾向)やモダニズム建築が生まれるきっかけとなった。また、設計段階からゲザムトクンストヴェルク(建築、彫刻、絵画、装飾が一つの作品として統合されたもの)の方針に従って行われた。
「ヴィクトール・オルタによる主な邸宅」と同様に、トラムを乗り継げば行くことができる。
建築家ヴィクトール・オルタによる主な邸宅(ブリュッセル) 2000年 登録基準 (i)(ii)(iv) 戻る
ヴィクトール・オルタがブリュッセルに建築した邸宅は、アール・ヌーヴォー建築の先駆けとして知られており、「タッセル邸」「ソルヴェイ邸」「エートヴェルデ邸」「オルタ美術館」の4棟が登録されている。オルタ美術館は、1901年にオルタ自身の邸宅兼アトリエとして建築されたものである。
ベルギーの首都であるブリュッセルの一区画に点在する世界遺産である。ブリュッセル駅からその区画まではトラム(路面電車)で移動し、そこからは徒歩で周ることができる。他の邸宅の中に紛れて建っているので見つけるのに苦労するが、世界遺産としての説明が書かれた看板があったりするのでそれを目印に探していただきたい。
世界遺産について
世界遺産を学ぶ意義
世界遺産を学ぶ意義は、人類や地球にとってのかけがえのない価値を有する人類共通の財産を保護し、未来に受け継いでいくための共通認識を養うところにある。自然遺産には、恐竜の化石や地層などの地球の歴史を知るための貴重な手がかりとなるものや、これまで発見された約125万種の生物種やそれが成す生態系が確認できるもの、そのうち絶滅の危機にさらされている約2万種を保護するためのものが含まれる。文化遺産には、人類が誕生した500~600万年前から現在にかけての芸術や建築技術、文明、交流などの人間活動を示すものが含まれ、その長い歴史を現在に伝えるための貴重な記念物や建造物、遺跡が含まれる。また、自然遺産と文化遺産の両方の価値を併せ持つ複合遺産も存在する。このような世界遺産を実際に訪れたとき、その”顕著な普遍的価値”を身をもって体験するためには、その世界遺産についてあらかじめ理解しておくことが重要になる。
世界遺産条約(世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約)
1972年に採択、1975年に発効された条約で、人類や地球にとってかけがえのない価値を持つ記念建造物や遺跡、資源環境などを、人類共通の財産として保護し、次の世代へと伝えるための取り組みがまとめられている。
文化遺産・自然遺産・複合遺産
文化遺産:人類が生み出した記念建造物や遺跡などで、登録基準(i)~(vi)のいずれかひとつ以上に当てはまるもの。
自然遺産:地球の生成や動植物の進化、地形や景観、生態系などで、登録基準(vii)~(x)のいずれかひとつ以上に当てはまるもの。
複合遺産:文化遺産と自然遺産の両方の価値を有するもの。
登録基準
(i)人類の創造的資質を示す傑作
(ii)文化の交流を示す遺産
(iii)文明の存在の証拠を示す遺産
(iv)人類の建築技術または科学技術の発展を証明する遺産
(v)独自の伝統的集落や人類と環境との交流を示す見本
(vi)歴史的な出来事、または思想、信仰、芸術を示すもの
(vii)ひときわ優れた自然美を示す遺産
(viii)地球の歴史の主要段階を証明する遺産
(ix)独自の生態系を示す遺産
(x)絶滅危惧種の生息域
負の遺産
世界遺産条約で定義されていないが、人類が犯した過ちを記憶にとどめて教訓とするための遺産。近現代の戦争や紛争、人種差別などが該当する。
(例)
・広島平和記念碑(原爆ドーム)(日本):原子爆弾の使用
・ゴレ島(セネガル):奴隷貿易の歴史
・ロベン島(南アフリカ共和国):アパルトヘイト(人種隔離政策)の歴史
危機遺産
「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録されている遺産を指す。世界遺産リストに登録されている遺産が、重大な危機にさらされており、その脅威が人間の関与により改善可能であることなどの条件で登録される。なお、世界遺産の顕著な普遍的価値が損なわれたと判断された場合は、世界遺産リストから抹消されることもある(アラビアオリックスの保護地区、ドレスデン・エルベ渓谷)。
文化的景観
人間社会が自然環境による制約の中で、社会的、経済的、文化的に影響を受けながら進化してきたことを示す遺産に認められる。
(例)
・紀伊山地の霊場と参詣道(日本)
・石見銀山遺跡とその文化的景観(日本)
・トンガリロ国立公園(ニュージーランド)