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​ヴァティカン市国 1984年 登録基準 (i)(ii)(iv)(vi)  戻る

 ヴァティカン市国は、国全体が世界遺産として登録されている唯一の場所である。サン・ピエトロ大聖堂はキリストの最初の弟子である聖ペトロの墓所があった場所に建てられ、ミケランジェロやラファエロなどの著名な芸術家たちもその建設に携わった。サン・ピエトロ広場を囲むように立っている140体の聖人像は、ベルニーニによって加えられたものである。また、大聖堂の北側にあるヴァティカン宮殿には、ミケランジェロ作の「最後の審判」で有名なシスティーナ礼拝堂がある。

​ サン・ピエトロ広場や大聖堂の宗教的空間は壮大であるにも関わらず、それに施されている彫刻や絵画の緻密さは息を飲むほど美しい。ヴァティカン宮殿は美術館として公開されており、これまた巨大であるため全てを周るためには時間を要する。海外の美術館は写真撮影が許されているところが多いが「最後の審判」は撮ることができないため、ぜひ目に焼き付けて行きたいものである。

大聖堂内部から見た円蓋

​サン・ピエトロ広場と大聖堂

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