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​厳島神社 1996年 登録基準 (i)(ii)(iv)(vi)  戻る

 厳島神社は、古くから聖域とされていた弥山(みせん)の緑と、海上に突き出た色鮮やかな朱塗りの社殿が一対となる他に類のない独特な景観美をもつ。社殿は12世紀に平清盛によって造営され、平安時代に寝殿造りの様式が取り入れられている。厳島のシンボルである海上の大鳥居は幾たびも倒壊と再建が繰り返されたが、1547年に現在のような控柱をもつ両部鳥居の形式となった。また、五重塔や多宝塔、豊臣秀吉による豊国神社本殿(別名:千畳閣)などの新しい建造物も構成資産に含まれている。

 祭神として、宗像三女神(市杵島姫命:いちきしまひめのみこと、田心姫命:たごりひめのみこと、瑞津姫命:たきつひめのみこと)を祀っている。また、弥山には弘法大師(別名:空海)が修行した際に灯したとされ、1,200年に渡り燃え続けているという「消えずの霊火」が残る。

客(まろうど)社殿(写真提供 by A. Miura)

大鳥居(写真提供 by A. Miura)

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