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​広島平和記念碑(原爆ドーム) 1996年 登録基準 (vi)  戻る

 核兵器の廃絶と世界の恒久平和を訴え続ける人類共通の平和記念碑である。広島平和記念碑(原爆ドーム)は「負の遺産」と呼ばれるが、この登録をきっかけに、登録基準(vi)に「この基準は、ほかの基準とあわせて用いられることが望ましい」という但し書きが加えらえた。

 現在原爆ドームと呼ばれている建物は、「広島物産陳列館」という名称で1910年に建設が決定され、チェコ出身の建築家ヤン・レツルによって設計されたものである。当時の日本としてはモダンな「ネオ・バロック様式」や「ゼツェッション様式」のデザインは、広島市民の憩いの場としても愛された。1945年8月6日8​時15分にアメリカ軍爆撃機「エノラ・ゲイ」によって投下された原子爆弾「リトル・ボーイ」によって、広島の街は壊滅的な被害を受け、原爆ドームはその当時の惨劇を今に伝えている。

原爆ドーム(写真提供 by A. Miura)

広島平和記念公園(写真提供 by A. Miura)

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