top of page

​パリのセーヌ河岸 1991年 登録基準 (i)(ii)(iv)  戻る

 パリの歴史は、ケルト系のパリシイ人が紀元前3世紀にセーヌ河川に浮かぶシテ島に住み着いたことに始まるとされている。その後、ガリア遠征中のカエサル率いるローマ軍がこの地を攻略し、ローマ風の都市が形成されていった。「パリ」と呼ばれるようになったのは、4世紀の中頃である。6世紀初頭に、フランク王国のクローヴィスがパリを首都に定めたことから繁栄を極めた。10から14世紀のカペー朝の時代、国王がパリに定住するようになったのを機に世界遺産として登録されている権威を象徴する建物が次々とつくられた。1789年のフランス革命、1830年の七月革命、1848年の二月革命と六月暴動、1871年のパリ・コミューン誕生など、ヨーロッパ全体を揺るがす出来事がこのパリを中心に行われた。現在の近代的なパリの街並みは、19世紀後半にセーヌ県知事のジョルジュ・ウージェーヌ・オスマンが行なった改革によるものである。

 世界遺産として登録されている物件として、西からシャイヨー宮、エッフェル塔、グラン・パレ、アンヴァリッド、オルセー美術館、ルーヴル美術館、サント・シャペル、ノートル・ダム大聖堂がある。2019年4月15日に発生した火災で、ノートル・ダム大聖堂の屋根などの広範囲が焼失している。

​ルーヴル美術館に展示されているモナ・リザ

​(写真提供 by K. Kuroda)

​ルーヴル美術館に展示されているハムラビ法典

​(写真提供 by K. Kuroda)

ライトアップしたエッフェル塔

​(写真提供 by K. Kuroda)

© 2023 by Going Places. Proudly created with Wix.com

bottom of page