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富士山-信仰の対象と芸術の源泉- 2013年 登録基準 (iii)(vi)  戻る

 古くから噴火を繰り返す火山として恐れられてきた富士山は、そこに住まうとされていた神仏への信仰から多くの人々に敬われてきた。人々は浅間(せんげん)神社を建立して噴火を鎮めようとしたり、富士山を遠くから拝む「遥拝(ようはい)」や登って祈りを捧げる「登拝(とはい)」を行った。

 富士山が文化遺産として登録されている理由として、上記のように人々の信仰の対象となっただけでなく、葛飾北斎の「富嶽三十六景」や歌川広重の「不二(ふじ)三十六景」といった浮世絵芸術に影響を与えたことが挙げられる。この浮世絵は、海外のゴッホやモネなどの印象派画家にも影響を与え、日本文化の象徴として認知された。

 構成資産には、登山道や神社、湖や遺跡など25資産に加えて、富士山を望む景勝地として静岡の「三保松原」も登録されている。

三保松原から見た富士山

河口湖から見た富士山(by T. Kawai)

冨士御室浅間神社

船津胎内樹型

山中湖

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