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富岡製糸場と絹産業遺産群 2014年 登録基準 (ii)(iv)  戻る

 富岡製糸場と絹産業遺産群は、殖産興業や富国強兵を掲げた明治政府が生糸を主な輸出品として技術革新及び近代化の取り組みを行ったこと示す遺産である。日本初の官営機械製糸場である「富岡製糸場」、自然の通風を利用した養蚕法である清涼育のための越屋根が見られる「田島弥平旧宅」、温度と湿度の両方を管理する養蚕法である清温育を確立した高山長五郎の生家である「高山社跡」、天然の風穴の冷風を利用した国内最大規模の蚕種貯蔵施設である「荒船風穴」の4資産で構成される。

 4資産は群馬県南部に点在しており、訪れたい方には自動車での移動をオススメする。「富岡製糸場」は群馬県富岡市の主要観光地であり多くの観光客で賑わっていた。一方、他の3資産では観光客は少なく、案内人が丁寧に遺産について説明してくれた。「高山社跡」は2022年現在修復作業中で、6-7年後に完了する予定である。

​富岡製糸場の繰糸所

富岡製糸場の東置繭所

富岡製糸場の東置繭所の内部

田島弥平旧宅

高山社跡

荒船風穴

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